葛飾応為「吉原格子先之図」 ―肉筆画の魅力
2023年11月1日(水)~11月26日(日)
11月6, 13, 20日は休館します。
開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
入場料:一般 1000円 / 大高生 700円 / 中学生以下 無料
・「葛飾応為「吉原格子先之図」 ―肉筆画の魅力」展チラシはこちら
当館では入館のための日時指定予約を行っておりません。
ご希望の日時にお越しください。
葛飾応為(生没年不詳)は江戸時代の浮世絵師で、葛飾北斎の娘でもあります。世界で十数点しか作品が確認されていないのにもかかわらず、北斎とも異なるその印象的な作風は多くの人を魅了し続けています。中でも代表作として知られる「吉原格子先之図」は、遊廓である吉原の光と闇を美しく描いた名品。本展では約3年半ぶりの出品となる同作とともに、太田記念美術館所蔵の肉筆画を多数展示いたします。
肉筆画とは、浮世絵師が筆で紙や絹などに直接描いた作品のこと。浮世絵師と彫師、摺師の協力で制作され、多くの枚数が摺られる版画とは異なり、絵師が直接仕上げる一点ものです。太田記念美術館所蔵の肉筆画コレクションは、古くは菱川師宣から喜多川歌麿、葛飾北斎、明治時代の小林清親に至るまで、浮世絵の長い歴史や幅広いジャンルを偏りなく含むことで知られています。応為の作品とともに、さまざまな絵師たちによる肉筆画の競演をお楽しみください。

本展の見どころ
1 「吉原格子先之図」を約3年半ぶりに公開
葛飾応為の希少な作品の中でも、代表作の一つとして知られる「吉原格子先の図」を約3年半ぶりに公開。西洋画のような陰影を駆使した描写により、江戸の遊廓である吉原の夜をドラマチックに描き出した名品です。客たちが手に持つ提灯や妓楼の室内の明かりなど、いくつもの光源が画面内に描かれ、光に照らされた人々の姿が、闇の中で幻想的に浮かび上がります。美しくほどこされた色彩やグラデーションなど、応為の卓越した筆致をお楽しみください。
2 北斎・歌麿・清親 ―浮世絵師たちの生の筆致を知る
浮世絵の中でも、版画は絵師、彫師、摺師の協力で制作され、数多くの枚数が摺られました。そのため同じ題名の作品が、世界中の美術館や博物館に収蔵されていることも少なくありません。それに対して肉筆画は、北斎や歌麿、清親ら浮世絵師たちが、紙や絹に描いて仕上げた貴重な一点もの。肉筆画からは、細緻な描線、美しいグラデーションなど、絵師の生の筆致を知ることができます。ぜいたくに使われた顔料の美しさも見どころの一つです。
3 人物、風景から物語まで ―さまざまなテーマで描かれた作品を紹介
肉筆画で最もよく描かれるモチーフとして、一人立の女性を描いた、いわゆる美人画が挙げられますが、多くの絵師とジャンルを含む太田記念美術館の肉筆画コレクションの中には、美人画だけにとどまらず、幅広いテーマで描かれた作品を見出すことができます。そこで本展では、「人を描く」「市井を描く」「風景を描く」「物語を描く」という4つのテーマに分けて作品を紹介。女性の風俗の変遷から諸国の名所の様子、江戸庶民に親しまれた物語まで、さまざま視点から肉筆画の魅力をご紹介いたします。

入館料
一般 | 1000円 |
大高生 | 700円 |
中学生以下 | 無料 |
*中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*10名以上のグループ、団体での来館をご検討の場合は〈ツアーガイド及びご引率の皆様へ〉を必ずお読みください。また20名以上の団体のお客様は、事前にお電話にて予約のお申込みをお願いいたします。ご予約のない場合は入場をお断りすることがございます。
*障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
*その他各種割引についてはお問い合わせください。
*料金は消費税込み。
*他館相互割引のご案内*
チケットご購入時に下記のご提示にて100円割引いたします。
◇山種美術館 2023年2月以降にご入館の入場券半券またはオンラインチケット画面、山種メンバーズカード
◇サントリー美術館 メンバーズクラブ会員証
◇千葉市美術館 友の会会員証
※山種美術館にて本展の入場券半券をご提示いただくと2024年3月末まで100円割引にてご入館いただけます。
※サントリー美術館、千葉市美術館、山種美術館にて当館の年間パスポートをご提示いただくと2024年3月末まで100円割引にてご入館いただけます。
*割引の併用はできません
*対象券1枚につき1名様1回限り有効
*当日券ご購入時に受付にてご提示ください。購入後の割引はできません
開館日カレンダー
■休館日
休館日
6,13,20,27-30
2023 / 11
6,13,20,27-30
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
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プレスの方へ
本展のプレスリリースのダウンロード、掲載や取材のお申込みはこちらから。
美人画 麗しきキモノ
2023年9月1日(金)~10月22日(日)
前期 9月1日(金)~9月24日(日)
後期 9月30日(土)~10月22日(日)※前後期で全点展示替え
9月4、11、19、25-29、10月2、10、16日は休館します。
開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
入場料:一般 800円 / 大高生 600円 / 中学生以下 無料
・「美人画 麗しきキモノ」展チラシ
・「美人画 麗しきキモノ」展作品リスト
担当学芸員によるスライドトークを行います。詳細は下記をご覧ください。
当館では入館のための日時指定予約を行っておりません。
ご希望の日時にお越しください。
最新モードをまとった女性を描く「美人画」は、流行を切り取る浮世絵において重要なジャンルでした。またきものは、当時の美意識を伝えるだけでなく、作品の印象も決定づける大きな要素でもあります。江戸時代には社会の安定や各地の産業推進などを背景に、豊かな服飾文化が花開きました。様々な服飾品や技法、図案が生み出されるなか、浮世絵師たちは時流にかなった魅力的なきものを描くことで、美人画の優品を生み出していったのです。
本展では江戸前期から昭和初期にかけての作品を、前後期あわせて約130点ご紹介いたします。美人画の歴史が通観できることはもちろん、時代とともに変化する流行や着こなし、そして吉祥文様や古来愛された意匠についてもご覧いただきます。それぞれに歴史や物語を持つ模様をまとう女性たちの姿からは、日本文化の豊かさにも触れていただけることでしょう。
本展の見どころ
美人画を一気見! ―名品が続々登場―
およそ250年にわたる浮世絵の美人画をご紹介する本展では、鈴木春信、喜多川歌麿、月岡芳年、伊東深水ら時代を代表する絵師たちの優品も、肉筆画も含めて数多く展示いたします。美麗にして貴重な名品の数々は必見です。どうぞお見逃しなく。
模様をまとう・物語をまとう
きものにはあらゆる模様が表されます。そして一見、変哲のないモチーフであっても、実は吉祥を表していたり、『源氏物語』や『伊勢物語』などの王朝古典をふまえていたり、人気役者ゆかりの意匠であったりします。本展では模様の意味についても掘り下げ、画中の女性たちが模様の美しさだけでなく、それぞれの模様が持つ物語も身近に感じ楽しんだ様子もご紹介いたします。
和装男子にもご注目
現代に劣らず江戸時代の男性たちも装うことに情熱を傾けました。浮世絵には暗い色味のきものに赤い帯をあわせる「腹切帯」と称される独特の着こなしや、輸入品である金唐革を使用した煙草入れなど男性たちの小物へのこだわりも随所に描かれています。着飾った美少年、こなれた着こなしを見せる通人、勇み肌の男性のワイルドな浴衣姿など、ファッションに表れるそれぞれの個性もご覧ください。
着こなしを楽しむ ―粋も、ゴージャスも、可愛いも!―
江戸時代の人々の装いは、身分や年齢、職業などによって異なっていました。浮世絵でも豪華な髪飾りや趣向を凝らした衣装をまとう花魁、花柄や明るい色味でコーディネートした町娘、簪や半襟などの小物使いが洒落ている芸者など、異なる魅力が描き出されています。それぞれの工夫が光る装いから、着こなしのテクニックを盗んで見るのも楽しいかもしれません。
イベント
学芸員によるスライドトーク
展覧会の見どころを担当学芸員が解説します。
日時 | 2023年9月6日(水) 11:00 2023年9月12日(火) 11:00 2023年9月21日(木) 11:00 2023年10月3日(火) 11:00 2023年10月11日(水) 11:00 2023年10月19日(木) 11:00 各回30分程度 定員50名 |
会場 | 太田記念美術館 視聴覚室(B1) |
参加方法 | 10:30より美術館受付にて整理券を配布します。展覧会入場券ご購入時にお申し出ください。(お申し出のない場合整理券はお渡ししません) 聴講には「美人画 麗しきキモノ」展の当日入場券と整理券が必要です。 整理券は展覧会にご入場の方1名につき1枚まで。 |
入館料
一般 | 800円 |
大高生 | 600円 |
中学生以下 | 無料 |
*中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*10名以上のグループ、団体での来館をご検討の場合は〈ツアーガイド及びご引率の皆様へ〉を必ずお読みください。また20名以上の団体のお客様は、事前にお電話にて予約のお申込みをお願いいたします。ご予約のない場合は入場をお断りすることがございます
*障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
*その他各種割引についてはお問い合わせください。
*料金は消費税込み。
*きもの割引のご案内*
会期中きもの(浴衣含む)を着てご来館された方は入場料を100円割引いたします。
チケットご購入時に受付にてお申し出ください。
*他館相互割引のご案内*
チケットご購入時に下記のご提示にて100円割引いたします。
◇山種美術館 2023年2月以降にご入館の入場券半券またはオンラインチケット画面、山種メンバーズカード
◇サントリー美術館 メンバーズクラブ会員証
◇千葉市美術館 友の会会員証
※山種美術館にて本展の入場券半券をご提示いただくと2024年3月末まで100円割引にてご入館いただけます。
※サントリー美術館、千葉市美術館、山種美術館にて当館の年間パスポートをご提示いただくと2024年3月末まで100円割引にてご入館いただけます。
*割引の併用はできません
*対象券1枚につき1名様1回限り有効
*当日券ご購入時に受付にてご提示ください。購入後の割引はできません
開館日カレンダー
■休館日
休館日
4,11,19,25-29
2023 / 9
4,11,19,25-29
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
---|
休館日
2,10,16,23-31
2023 / 10
2,10,16,23-31
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
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本展のプレスリリースのダウンロード、掲載や取材のお申込みはこちらから。
歌川広重 山と海を旅する
風景画の第一人者として、幕末に庶民の人気を得た浮世絵師、歌川広重(1797~1858)。広重が江戸の名所とともに盛んに描いたのが、諸国の山や海などの自然を題材にした作品です。広重は若い時期から、江戸から遠く離れた東海道の名所などを題材にしていますが、特に40代頃からは甲州や房総など、さまざまな場所へ旅に出たことが知られ、旅先で自然を写した経験が以降の作品に反映されていると考えられています。
本展では山と海をキーワードに、広重が晩年に手掛けた揃物「山海見立相撲」や、「六十余州名所図会」をはじめ、よく知られる名品から展示されることの少ない作品まで、幅広く展観をいたします。
展示ではあわせて、広重が実際に現地を訪れた名所や、既存の地理書の挿絵をアレンジして描いた名所など、その作品制作の様子についても紹介。また険しい山に建つ神社、海上の大鳥居など、各地の山と海に根付いたさまざまな信仰の形についても、その作品から読み解きます。浮世絵に描かれた絶景を、旅をする気分で楽しみながら、広重の画業をもっと深く知ることができる展覧会です。

本展の見どころ
1 日本の山と海の美をもとめた傑作「山海見立相撲」全20図を一挙公開
歌川広重は晩年、諸国の風景、特に山や海を題材にした作品を数多く手掛けています。中でも「山海見立相撲」はまさに山と海を題名に冠したもので、安政5年(1858)9月にコレラで亡くなった広重が、その直前に手掛けた絶筆のひとつとも言えるシリーズです。本展では、同じく最晩年に描かれた「名所江戸百景」「冨士三十六景」などと並ぶ、広重渾身のシリーズ全20図を一挙公開。全図公開は国内で初めての機会となります。ほかにも「六十余州名所図会」をはじめ、広重が描いた諸国の風景を多数紹介いたします。
2 広重はその絶景を見たか―作品の制作過程を読み解く
広重は生涯に幾度も諸国への旅に出ました。甲州や房総などを旅した際には広重は日記を残しており、実際に訪れた場所でのスケッチや体験をもとに、多くの作品を描いたと考えられています。一方で、広重は淵上旭江『山水奇観』や谷文晁『名山図譜』など、既存の地理書などの挿絵をアレンジして描くことも盛んに行いました。美しい風景画を生み出すために広重が行っていた様々な工夫を、作品や資料とともに読み解きます。
3 大自然に根ざしたさまざまな信仰を紹介
広重が描いた諸国の山や海の景色の中には、しばしば神社や寺の境内が描かれているのを見つけることができます。急峻な山や、海に面した岬など、大自然の絶景は、古くから信仰の対象となりました。富士信仰や大山信仰をはじめ、江戸時代のさまざまな信仰を広重の絵を通して紹介します。
オンライン展覧会
本展の作品と解説をオンラインでもお楽しみいただけます。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
イベント
学芸員によるスライドトーク
展覧会の見どころを担当学芸員が解説します。
日時 | 2023年8月9日(水) 11:00 2023年8月18日(金) 11:00 各回30分程度 定員50名 |
会場 | 太田記念美術館 視聴覚室(B1) |
参加方法 | 10:30より美術館受付にて整理券を配布します。展覧会入場券ご購入時にお申し出ください。(お申し出のない場合整理券はお渡ししません) 聴講には「歌川広重 山と海を旅する」展の当日入場券と整理券が必要です。 整理券は展覧会にご入場の方1名につき1枚まで。 |
入館料
一般 | 800円 |
大高生 | 600円 |
中学生以下 | 無料 |
*中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*10名以上のグループ、団体での来館をご検討の場合は〈ツアーガイド及びご引率の皆様へ〉を必ずお読みください。また20名以上の団体のお客様は、事前にお電話にて予約のお申込みをお願いいたします。ご予約のない場合は入場をお断りすることがございます。
*障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
*その他各種割引についてはお問い合わせください。
*料金は消費税込み。
開館日カレンダー
■休館日
休館日
7,14,21,28-31
2023 / 08
7,14,21,28-31
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
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ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画
2023年6月3日(土)~7月26日(水)
前期 6月3日(土)~6月28日(水)
後期 7月1日(土)~7月26日(水)※前後期で全点展示替え
6月5、12、19、26、29、30、7月3、10、18、24日は休館します。
開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
入場料:一般 1000円 / 大高生 700円 / 中学生以下 無料
・「ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画」展チラシ
・「ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画」展作品リスト
担当学芸員によるスライドトークを行います。詳細は下記をご覧ください。
当館では入館のための日時指定予約を行っておりません。
ご希望の日時にお越しください。
フランス・パリに生まれたポール・ジャクレー(1896~1960)は、3歳の時に来日し、64歳で亡くなるまで日本で暮らしました。昭和9年(1934)、38歳の頃から、南洋やアジアで暮らす人々を描いた木版画を続々と刊行します。昭和前期は、絵師、彫師、摺師の協同作業による「新版画」が盛んとなった時期でしたが、さまざまな国の老若男女が暮らす姿を鮮やかな色彩で描いたジャクレーの作品は、当時の新版画の中でも異彩を放っています。本展覧会では、ジャクレーが挑んだ新版画の全貌をご紹介いたします。
本展の見どころ
ジャクレーの新版画、全162点を首都圏で初めて展示
本展では、ジャクレーの新版画、全162点を前期と後期に分けて展示します。全162点が紹介されるのは、首都圏では初めての試みです。
鮮やかな色彩で描かれた南洋やアジアの人々
ジャクレーは、サイパン島やヤップ島といったミクロネシアの人々、あるいは、日本、アイヌ、朝鮮、中国、満州といったアジアの人々を、色彩豊かに描いています。赤や水色、黄色や紫といった華やかな色がぶつかり合うジャクレーの新版画は、デジタルの色彩に親しむ現代の私たちに新鮮な驚きを与えることでしょう。
新版画において異彩を放つ存在
新版画とは、大正から昭和にかけて、絵師、彫師、摺師の協同作業によって制作された木版画のことです。通常は版元が制作を主導しますが、ジャクレーは自らが彫師と摺師を指揮する私家版という珍しい手法を取ることで、独自の芸術性を追求しました。戦後は、マッカーサーをはじめとする日本駐在のアメリカ軍関係者から好評を博し、流通の面でも、他の新版画の絵師たちとは異なる路線を築きました。
江戸の浮世絵の系譜に連なるジャクレー
幼い頃から日本に暮らしたジャクレーは、浮世絵や歌舞伎、義太夫といった伝統的な日本文化に精通していました。特に浮世絵は、幼い頃から収集や模写をしています。また、10代の頃には、月岡芳年の孫弟子にあたる池田輝方・蕉園夫妻から日本画を学んでおり、ジャクレーは江戸の浮世絵の系譜に連なっていると言えるでしょう。
後援
イベント
学芸員によるスライドトーク
展覧会の見どころを担当学芸員が解説します。
日時 | 2023年6月13日(火) 11:00 2023年6月21日(水) 11:00 2023年7月7日(金) 11:00 2023年7月13日(木) 11:00 2023年7月19日(水) 11:00 各回30分程度 定員50名 |
会場 | 太田記念美術館 視聴覚室(B1) |
参加方法 | 10:30より美術館受付にて整理券を配布します。展覧会入場券ご購入時にお申し出ください。(お申し出のない場合整理券はお渡ししません) 聴講には「ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画」展の当日入場券と整理券が必要です。 整理券は展覧会にご入場の方1名につき1枚まで。 |
入館料
一般 | 1000円 |
大高生 | 700円 |
中学生以下 | 無料 |
*中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*10名以上のグループ、団体での来館をご検討の場合は〈ツアーガイド及びご引率の皆様へ〉を必ずお読みください。また20名以上の団体のお客様は、事前にお電話にて予約のお申込みをお願いいたします。ご予約のない場合は入場をお断りすることがございます
*障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
*その他各種割引についてはお問い合わせください。
*料金は消費税込み。
*リピーター割引のご案内*
会期中2回目以降ご鑑賞の方は半券のご提示にて200円割引いたします(他の割引との併用不可)
*他館相互割引のご案内*
チケットご購入時に下記のご提示にて100円割引いたします。
◇山種美術館 2023年2月以降にご入館の入場券半券またはオンラインチケット画面
◇サントリー美術館 メンバーズクラブ会員証
◇千葉市美術館 友の会会員証
※山種美術館にて本展の入場券半券をご提示いただくと2024年3月末まで100円割引にてご入館いただけます。
※サントリー美術館、千葉市美術館にて当館の年間パスポートをご提示いただくと2024年3月末まで100円割引にてご入館いただけます。
*割引の併用はできません
*対象券1枚につき1名様1回限り有効
*当日券ご購入時に受付にてご提示ください。購入後の割引はできません
開館日カレンダー
■休館日
休館日
1,2,5,12,19,26,29,30
2023 / 6
1,2,5,12,19,26,29,30
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
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休館日
3,10,18,24,27-31
2023 / 7
3,10,18,24,27-31
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
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江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし
2023年4月1日(土)~5月28日(日)
前期 4月1日(土)~4月25日(火)
後期 4月29日(土・祝)~5月28日(日)※前後期で全点展示替え
4月3、10、17、24、26-28、5月1、8、15、22日は休館します。
開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
入場料:一般 1200円 / 大高生 800円 / 中学生以下 無料
・「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」展チラシ
・「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」展作品リスト
当館では入館のための日時指定予約を行っておりません。
ご希望の日時にお越しください。
ふり向けば、猫 ―猫と過ごす江戸ライフ
浮世絵に登場する様々な動物のなかでも、ペットとして最も多く描かれたのは猫でした。さらに猫は、踊ったり学校に通ったりする擬人化された猫、化け猫に、メス猫の一代記や、ネズミ除けのお札としてまで、あらゆる姿で表現されています。
本展では、歌川国芳の名品はじめ、歌川広重や月岡芳年らの優品、さらには子ども向けの「おもちゃ絵」など、猫を題材とした多彩な作品をご覧いただきます。かわいらしくてユーモラス、時に神秘的な浮世絵の猫の魅力を存分にお楽しみください。
もしかしてネコ展史上最強!? ―国芳の名作大集合
本展では魅力的な猫の浮世絵を描いた歌川国芳の作品を多数ご覧いただけます。前期には、国芳作品のなかでも人気の「猫の当字」シリーズ全5点を、また後期では貴重な名作「其まゝ地口 猫飼好五十三疋 上中下」と「たとゑ尽の内」をともに展示いたします。国芳の名品が大集合する、かつてない、貴重で贅沢な機会をお見逃しなく。

猫の物語を楽しむ
現代では猫の登場する漫画などが人気ですが、江戸時代も猫が活躍する説話や小説、歌舞伎の演目が好評を博していました。本展では、化け猫はもちろん、武道の極意を説く古猫や、夫の仇を討ち御殿奉公にあがるなど、波乱の猫生を送った「おこま」や「おたま」を主人公とした小説まで、猫が主役や重要な役を担う作品をご紹介いたします。江戸っ子に愛された「猫の物語」をご覧ください。

江戸の猫ブーム ―メディアミックスをしかける
時は天保12年(1841)、国芳が売り出したのは猫を役者の顔で描いた団扇絵「猫の百面相」。これが人気となると、その団扇を用いた歌舞伎が上演されます。またこの頃国芳は、当時話題の曲鞠の芸人を猫に置き換えた擬人化作品、さらには翌年刊行の始まる『朧月猫の草紙』の挿絵も手掛けます。国芳が集中して猫の擬人化作品を生み出した天保12、13年制作の作品も多数ご紹介し、江戸の「猫の浮世絵」ブームもご覧いただきます。
猫と遊ぶ ―おもちゃ絵の世界
「おもちゃ絵」とは子ども向けの浮世絵で、幕末から明治にかけてさかんに作られました。猫の世界を題材にしたものも多く、当時も猫は子どもたちに人気だったようです。猫たちは銭湯に行ったり、おそばを食べたり、人力車に乗ってみたり――。今回ご紹介する猫のおもちゃ絵はたっぷり約40点。その愛らしい世界に遊んでみてはいかがでしょうか。
入館料
一般 | 1200円 |
大高生 | 800円 |
中学生以下 | 無料 |
*中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*10名以上のグループ、団体での来館をご検討の場合は〈ツアーガイド及びご引率の皆様へ〉を必ずお読みください。また20名以上の団体のお客様は、事前にお電話にて予約のお申込みをお願いいたします。ご予約のない場合は入場をお断りすることがございます。
*障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
*その他各種割引についてはお問い合わせください。
*料金は消費税込み。
*リピーター割引のご案内*
会期中2回目以降ご鑑賞の方は半券のご提示にて200円割引いたします。
*他館相互割引のご案内*
チケットご購入時に下記のご提示にて100円割引いたします。
◇山種美術館 2023年2月以降にご入館の入場券半券またはオンラインチケット画面
◇サントリー美術館 メンバーズクラブ会員証
◇千葉市美術館 友の会会員証
※山種美術館にて本展の入場券半券をご提示いただくと2024年3月末まで100円割引にてご入館いただけます。
※サントリー美術館、千葉市美術館にて当館の年間パスポートをご提示いただくと2024年3月末まで100円割引にてご入館いただけます。
*割引の併用はできません
*対象券1枚につき1名様1回限り有効
*当日券ご購入時に受付にてご提示ください。購入後の割引はできません
開館日カレンダー
■休館日
休館日
3,10,17,24,26-28
2023 / 04
3,10,17,24,26-28
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
---|
休館日
1,8,15,22,29-31
2023 / 05
1,8,15,22,29-31
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
---|
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広重おじさん図譜
笑顔のおじさん、がんばるおじさん、旅するおじさん ―広重が描くおじさん大集合!
風景画の名作を数多く描いた絵師、歌川広重(1797~1858)。広重の絵をよく見ると、なんとも味わい深い人物たちがたびたび登場することに気づきます。本展は彼らのことを親しみと愛着をこめて、あえて〈おじさん〉と呼び、その魅力を眺めてみようという企画です。無垢な笑顔のおじさん、仕事をがんばるおじさん、グルメを楽しむおじさん、ピンチであわてるおじさんなど、広重の描くおじさんたちは見れば見るほど個性豊かで、愛嬌に満ちた存在であることがわかります。
よく知られた広重の名品も、おじさんたちを通して眺めることで、今までとは違った新鮮なイメージで見えてくるかも知れません。保永堂版「東海道五拾三次之内」を始めとした代表作はもちろん、普段展示されることの少ないレアな作品まで、広重の新たな魅力をたっぷりと紹介します。
※本展は中山道広重美術館で好評を博した「ゆる旅おじさん図譜」展のコンセプトを元に、新たに構成した展覧会です。
本展の見どころ
1 おじさんを通して、広重の新たな魅力が見えてくる
歌川広重の作品にたびたび登場する、どこかユーモラスに描かれた〈おじさん〉たち。あくまで風景の脇役として画面に描かれることが多いおじさんたちですが、よく見ると顔や表情、服装などが丁寧に描き分けられ、身分や職業がわかったり、時にちょっとしたドラマを想像させることも。おじさんたちに注目して広重の作品を鑑賞することで、見慣れていた名品もより楽しく、味わい深いものに見えてくることでしょう。
2 全点おじさん! 広重の名品からレアな作品まで、約150点を一挙公開
本展で出品される、前後期合わせて約150点の作品の主役は、全ておじさん。その中には保永堂版「東海道五拾三次之内」「木曽海道六拾九次之内」といった広重の代表作が多く含まれるのはもちろん、おじさん視点だからこそ選ばれた、普段展示されることの少ないレアな作品も多数お楽しみいただけます。

3 北斎、国芳、清親―人気絵師たちが描いたおじさんも紹介
味わい深いおじさんを描いたのは、広重だけではありません。本展では葛飾北斎や歌川国芳、小林清親といったさまざまな浮世絵師たちが描いたおじさんたちも紹介。絵師によって大きく異なる、おじさんたちの個性の違いをお楽しみください。
オンライン展覧会
本展の作品と解説をオンラインでもお楽しみいただけます。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
イベント
学芸員によるスライドトーク
展覧会の見どころを担当学芸員が解説します。
日時 | 2023年2月7日(火) 11:00 2023年2月15日(水) 11:00 2023年2月21日(火) 11:00 2023年3月7日(火) 11:00 2023年3月16日(木) 11:00 2023年3月22日(水) 11:00 各回30分程度 定員50名 |
会場 | 太田記念美術館 視聴覚室(B1) |
参加方法 | 10:30より美術館受付にて整理券を配布します。展覧会入場券ご購入時にお申し出ください。(お申し出のない場合整理券はお渡ししません) 聴講には「広重おじさん図譜」展の当日入場券と整理券が必要です。 整理券は展覧会にご入場の方1名につき1枚まで。 |
イベント開催時のチェックリスト
・新型コロナウイルス感染症対策のため参加日時をご自身で記録してください。
・ご来館に際しては〈お客様へのお願い〉を必ずお読みください。
入館料
一般 | 800円 |
大高生 | 600円 |
中学生以下 | 無料 |
*中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*10名様以上の団体のお客様は事前に必ずご予約をお願いします。ご予約のない場合は入場をお断りすることがございます(団体割引は1名あたり100円割引。人数分一括でお支払いください)
*障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
*その他各種割引についてはお問い合わせください。
*料金は消費税込み。
開館日カレンダー
■休館日
休館日
1,2,6,13,20,27,28
2023 / 2
1,2,6,13,20,27,28
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
---|
休館日
1,2,6,13,20,27-31
2023 / 3
1,2,6,13,20,27-31
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
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プレスの方へ
本展のプレスリリースのダウンロード、掲載や取材のお申込みはこちらから。
浮世絵と中国
2023年1月5日(木)~1月29日(日)
1月10、16,23日は休館します。
開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
入場料:一般 800円 / 大高生 600円 / 中学生以下 無料
・「浮世絵と中国」展チラシはこちら
・「浮世絵と中国」展作品リストはこちら
担当学芸員によるスライドトークを行います。
詳細は画面下部をご覧ください。
1/18より一部展示替え
浮世絵と中国文化の意外なつながりを読み解く
浮世絵では「三国志」や「水滸伝」の豪傑たち、仙人や古代中国の衣装をまとう女性など、中国の人々が数多く描かれます。さらに花鳥画には内容に添った漢詩が添えられていることもあり、江戸時代の人々の中国文化に対する親しみがみてとれます。一方では仙人を女性に置き換えたり、豪傑の活躍をパロディ化したり、創作を加えた作品も人気でした。
江戸時代は、ながく鎖国下にあったとはいえ中国の古典文学や故事は教養として定着しており、また最新の中国文化は注目の的でした。中国からもたらされた文物が日本文化の展開に影響を与え続けるなか、浮世絵師たちもまた、中国由来のあらゆる画題を手掛け、派生作品も次々と生み出していったのです。本展では、江戸から明治にいたる浮世絵から中国文化の影響を示す作品をご紹介し、その意外なつながりを読み解きます。江戸の人々が触れた「中国」を知ることは、浮世絵をより深く楽しむ鍵になることでしょう。
江戸時代から始まった「三国志」「水滸伝」ブーム
現代でもゲームや漫画で「三国志」や「水滸伝」は人気ですが、実はこれらの物語が初めて翻訳、翻案されたのが江戸時代でした。浮世絵にも描かれ、とくに国芳は全74図に及ぶ人気シリーズ《通俗水滸伝豪傑百八人之一個(一人)》や、大画面に豪傑の活躍を描いた《通俗三国志之内》シリーズなどを手掛け、その世界観が広がるうえで大きな役割を果たしました。
浮世絵流、大アレンジ―豪傑が女体化!?―
様々な題材を大胆にアレンジするのも浮世絵の特色のひとつです。例えば豪傑たちの姿も、ギャグタッチで描く戯画、町人女性に置き換えてギャップを楽しむ作品など、多様に描かれました。こうしたパロディ作品は中国画題が当時の人々に親しまれていたからこそ生まれたものといえます。

北斎も広重も国芳も「中国」を描いた
中国からの刺激は技術面にも及びます。フルカラー印刷である「多色摺」は中国版画の影響を受けて成立したもの。また西洋の透視図法が中国版画を経由してもたらされると、「浮絵」と称される景観描写が展開します。さらにドイツで誕生した合成染料、プルシアンブルー(ベロ藍)が幕末に多用された背景には、中国から安価に輸入できるようになった状況がありました。北斎や広重の青い空や海は交易がもたらした結果の一端ともいえるでしょう。
オンライン展覧会
本展の作品と解説をオンラインでもお楽しみいただけます。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
イベント
学芸員によるスライドトーク
展覧会の見どころを担当学芸員が解説します。
日時 | 2023年1月 6日(金) 11:00 2023年1月11日(水) 11:00 2023年1月17日(火) 11:00 各回30分程度 定員50名 |
会場 | 太田記念美術館 視聴覚室(B1) |
参加方法 | 10:30より美術館受付にて整理券を配布します。展覧会入場券ご購入時にお申し出ください。(お申し出のない場合整理券はお渡ししません) 聴講には本展の当日入場券と整理券が必要です。 整理券は展覧会にご入場の方1名につき1枚まで。 |
・新型コロナウイルス感染症対策のため参加日時をご自身で記録してください。
・ご来館に際しては〈お客様へのお願い〉を必ずお読みください。
入館料
一般 | 800円 |
大高生 | 600円 |
中学生以下 | 無料 |
*中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*10名様以上の団体のお客様は事前に必ずご予約をお願いします。ご予約のない場合は入場をお断りすることがございます(団体割引は1名あたり100円割引。人数分一括でお支払いください)
*障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
*その他各種割引についてはお問い合わせください。
*料金は消費税込み。
開館日カレンダー
■休館日
休館日
1-4,10,16,23,30,31
2023 / 1
1-4,10,16,23,30,31
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
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プレスの方へ
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闇と光 ―清親・安治・柳村
2022年11月1日(火)~12月18日(日)
前期 11月1日(火)~11月23日(水・祝)
後期 11月26日(土)~12月18日(日)※前後期で全点展示替え
11月7、14、21、24、25、28、12月5、12、19-31日は休館します。
開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
入場料:一般 1000円 / 大高生 700円 / 中学生以下 無料
・「闇と光」展チラシはこちら
・「闇と光」展作品リストはこちら
担当学芸員によるスライドトークを行います。詳細は下記をご覧ください。
当館では入館のための日時指定予約を行っておりません。
ご希望の日時にお越しください。
今から約150年前の明治9年(1876)、小林清親(1847~1915)は、西洋からもたらされた油彩画や石版画、写真などの表現を、木版画である浮世絵に取り込むことによって、これまでにはない東京の風景を描きました。真っ暗な夜の街に輝くガス灯の光や、鮮やかな赤い色に染まった夕焼けの空など、光や影のうつろいを巧みに捉えた清親の「光線画」は大いに流行し、井上安治(1864~89)や小倉柳村(生没年不明)といった絵師たちも後に続きます。光線画の流行はわずか5年ほどという短い期間で去りますが、木版画の新しい可能性を切り開くものでした。近年注目される、大正から昭和の「新版画」の先駆けとも位置付けられるべきでしょう。
本展覧会では、小林清親を中心に、これまで紹介される機会の少なかった井上安治と小倉柳村が描いた光線画、約200点(前期と後期で全点展示替え)を展示します。木版画だからこそ味わい深い、闇の色、光の色をお楽しみください。
本展の見どころ
1 清親・安治・柳村の光線画の全貌を伝える約200点が集結(前後期で全点展示替え)
2 夭折の絵師・井上安治と幻の絵師・小倉柳村にフォーカスする貴重な機会
3 同じ板木でも摺りが異なる「摺り違い」や、画面にニスを引いた「ニス引き」など、変わり種の作品を比較して展示
絵師紹介
小林清親 こばやし きよちか(1847~1915)
明治を代表する浮世絵師の一人。洋画や写真を学び、明治9年から13年にかけて、光と影を情感豊かに捉えた「光線画」を発表して人気を博す。その後は、報道雑誌に風刺画を描いたり、江戸時代の浮世絵に回帰した風景画や歴史画、戦争画を手掛けたりするなど、光線画とは異なる画風を展開した。
井上安治 いのうえ やすじ(1864~89)
小林清親の門人で、清親の光線画を忠実に受け継ぐ。その後、井上探景と画号を改め、さまざまなタッチで浮世絵を描くが、数え26歳という若さで亡くなってしまった夭折の絵師。杉浦日向子氏の漫画『YASUJI東京』で取り上げられたことでも知られる。
小倉柳村 おぐら りゅうそん(生没年不明)
明治13~14年(1880~81)、小林清親に倣って光線画を制作するが、作品はわずか9点しか確認されていない。経歴はまったく分かっていない正体不明の謎の絵師。代表作は「湯嶋之景」。男性二人が静かに月を眺めるミステリアスな雰囲気が特色。
オンライン展覧会
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イベント
学芸員によるスライドトーク
展覧会の見どころを担当学芸員が解説します。
日時 | 2022年11月2日(水) 11:00 2022年11月11日(金) 11:00 2022年11月22日(火) 11:00 2022年11月30日(水) 11:00 2022年12月8日(木) 11:00 2022年12月16日(金) 11:00 各回30分程度 定員50名 |
会場 | 太田記念美術館 視聴覚室(B1) |
参加方法 | 10:30より美術館受付にて整理券を配布します。展覧会入場券ご購入時にお申し出ください。(お申し出のない場合整理券はお渡ししません) 聴講には「闇と光 ―清親・安治・柳村」展の当日入場券と整理券が必要です。 整理券は展覧会にご入場の方1名につき1枚まで。 |
・新型コロナウイルス感染症対策のため参加日時をご自身で記録してください。
・ご来館に際しては〈お客様へのお願い〉を必ずお読みください。
入館料
一般 | 1000円 |
大高生 | 700円 |
中学生以下 | 無料 |
*中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*10名様以上の団体のお客様は事前に必ずご予約をお願いします。ご予約のない場合は入場をお断りすることがございます(団体割引は1名あたり100円割引。人数分一括でお支払いください)
*障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
*その他各種割引についてはお問い合わせください。
*料金は消費税込み。
*リピーター割引のご案内*
会期中2回目以降ご鑑賞の方は半券のご提示にて200円割引いたします(他の割引との併用不可)
開館日カレンダー
■休館日
休館日
7,14,21,24,25,28
2022 / 11
7,14,21,24,25,28
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
---|
休館日
5,12,19-31
2022 / 12
5,12,19-31
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
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プレスの方へ
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はこぶ浮世絵-クルマ・船・鉄道
2022年10月1日(土)~10月26日(水)
10月3、11、17、24日は休館します。
開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
入場料:一般 800円 / 大高生 600円 / 中学生以下 無料
・「はこぶ浮世絵」展チラシはこちら
・「はこぶ浮世絵」展作品リストはこちら
担当学芸員によるスライドトークを行います。
詳細は画面下部をご覧ください。
10月2日の日曜映写会は都合により中止いたします。
浮世絵で知る・江戸時代の輸送のかたち
人間の日々の生活に欠かせない、「運ぶ」という行為。江戸時代には、人や馬、船などを用いたさまざまな輸送の仕組みがありました。
江戸は水の都であり、江戸湾や隅田川などの水辺に囲まれ、街中には水路が縦横に張り巡らされていました。舟運は江戸の人々の暮らしを支え、樽廻船や菱垣廻船などによる江戸と諸国との海運も盛んでした。陸路では東海道をはじめとした街道が整備され、物流に用いられるのはもちろん、庶民の間で盛んになった遠方への旅のルートともなったのです。歌川広重や葛飾北斎ら浮世絵師たちが描いた作品の中には、こうしたさまざまな物流・交通の様子が、生き生きと写し取られています。
また、今年は鉄道開業150年の記念の年でもあります。明治時代の浮世絵には、当時の日本人にとって未知の乗り物であった鉄道をはじめ、馬車や人力車など文明開化を彩る新しい輸送の様子が盛んに描かれています。
コロナ禍でインターネットを駆使した物流が発展を遂げている昨今ですが、本展では現代のルーツともいえる江戸時代のさまざまな輸送に注目し、約65点の浮世絵を通して読み解きます。
〈はこぶ〉という視点でリアルな江戸の暮らしが見えてくる
歌川広重や葛飾北斎など、浮世絵師たちが描いた江戸時代の風景。〈はこぶ〉という視点で眺めてみると、そこには料亭で料理を運ぶ人や街頭で商品を売り歩く人、旅の荷物を持ち運ぶ人など、それぞれの目的で物を運ぶ人々の姿が描かれていることに気づきます。
一方で、浮世絵には当時の幅広い輸送手段も描かれています。例えば水辺の多い江戸の地形を活かし、川を渡す渡し船や、遊廓や料亭へ向かう際のタクシー代わりにもなった舟運、旅人の荷物を、宿場間をリレー形式で運んだ人馬継立、文書などを江戸から大坂へ最短数日で届けた飛脚など、車や電車のなかった時代に、想像以上に充実した輸送の仕組みがありました。浮世絵を通して、さまざまな輸送の様子を紹介することで、江戸の人々の暮らしぶりが見えてきます。
鉄道開業150年―さまざまな乗り物の浮世絵を一挙公開!
明治5年(1872)10月、新橋と横浜を結ぶ鉄道が正式開業しました。今年10月は、それからちょうど150年目にあたります。浮世絵師たちは実際に鉄道が開通する2年ほど前から、時に想像も交えながら、盛んにその姿を描きました。大量に出版された鉄道絵からは、新たな時代のインフラの登場に対する当時の熱気がうかがわれます。本展では鉄道はもちろん、馬車や人力車、船から気球まで、さまざまな乗り物が描かれた浮世絵をたっぷりと展示します。

イベント
学芸員によるスライドトーク
展覧会の見どころを担当学芸員が解説します。
日時 | 2022年10月 5日(水) 11:00 2022年10月14日(金) 11:00 2022年10月18日(火) 11:00 各回30分程度 定員50名 |
会場 | 太田記念美術館 視聴覚室(B1) |
参加方法 | 10:30より美術館受付にて整理券を配布します。展覧会入場券ご購入時にお申し出ください。(お申し出のない場合整理券はお渡ししません) 聴講には本展の当日入場券と整理券が必要です。 整理券は展覧会にご入場の方1名につき1枚まで。 |
・新型コロナウイルス感染症対策のため参加日時をご自身で記録してください。
・ご来館に際しては〈お客様へのお願い〉を必ずお読みください。
オンライン展覧会
本展の作品と解説をオンラインでもお楽しみいただけます。
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東洋文庫ミュージアム⇔太田記念美術館 2館相互割引
東洋文庫ミュージアムと太田記念美術館は、この秋、移動や運送の歴史をたどる展覧会を開催します。相互に入館料の割引をいたしますので、ふたつの展覧会を巡り、さまざまな乗り物や運送手段の変遷をお楽しみください。
東洋文庫ミュージアム
会期:2022年10月5日~1月15日
太田記念美術館の「はこぶ浮世絵-クルマ・船・鉄道」展チケット半券のご提示にて
一般900円→800円 65歳以上800円→700円 大学生700円→600円 中・高校生600円→500円 小学生290円→190円
東京都文京区本駒込2-28-21
問合せ 03-3942-0280
太田記念美術館
はこぶ浮世絵-クルマ・船・鉄道
会期:2022年10月1日(土)~10月26日(水)
東洋文庫ミュージアムの「本から飛び出せ!のりものたち」展チケット半券のご提示にて
一般800円→700円 大高生600円→500円
※中学生以下は無料
入館料
一般 | 800円 |
大高生 | 600円 |
中学生以下 | 無料 |
*中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*10名様以上の団体のお客様は事前に必ずご予約をお願いします。ご予約のない場合は入場をお断りすることがございます(団体割引は1名あたり100円割引。人数分一括でお支払いください)
*障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
*その他各種割引についてはお問い合わせください。
*料金は消費税込み。
開館日カレンダー
■休館日
休館日
3,11,17,24,27-31
2022 / 10
3,11,17,24,27-31
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
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浮世絵動物園
2022年7月30日(土)~9月25日(日)
前期 7月30日(土)~8月28日(日)
後期 9月2日(金)~9月25日(日)※前後期で全点展示替え
8月1、8、15、22、29~31、9月1、5、12、20日は休館します。
開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
入場料:一般 1200円 / 大高生 800円 / 中学生以下 無料
かわいい! おもしろい! ちょっとヘン? ―豊かな動物表現をご覧あれ
浮世絵にはさまざまな動物が登場します。ペットとして愛される猫や犬、日々の営みを助けた馬や牛など身近な動物はもちろん、おめでたい鶴や亀、舶来の象や豹、はては地震を起こすとされた鯰までもが描かれます。また浮世絵師たちは、想像力を駆使し擬人化した動物たちの姿を生き生きととらえ、虎子石のようにこの世に存在しない珍獣も生み出しました。まさに浮世絵は、動物表現の宝庫といえるでしょう。
本展では約160点の作品をご紹介し、バラエティに富む動物表現を存分にお楽しみいただきます。この夏は美術館で、かわいらしくてちょっとヘンテコな、浮世絵の動物たちと触れ合ってみるのはいかがでしょうか。
浮世絵だから見えてくる 江戸っ子と動物のディープな関係
浮世絵にはペットを溺愛する今と変わらない人々の姿が描かれます。一方で、犬に魚を盗まれる魚屋や馬に乗った旅人など、現在では見られなくなった人と動物との暮らしぶりも伝えてくれます。さらに日々のあらゆる一コマを切り取る浮世絵では、木菟を描いて疱瘡除けの効果を期待した「疱瘡絵」、飼い主のかわりに伊勢参りをしたと伝えられる犬の姿も描かれました。時に現代人の想像を超える動物たちの活躍ぶりをご紹介いたします。

伝説の霊獣・ナゾの珍獣
雨を呼ぶ霊力があるとされた龍、普賢菩薩の乗り物とされた白象、妖狐や化け猫など、伝説や物語に登場する空想上の生き物たちも浮世絵では大活躍。しかしそれだけではありません。虎と石が合体した虎子石や、すべての干支が合体した不思議な生き物も登場するのが浮世絵です。伝統的な動物表現はもちろん、絵師の自由なイマジネーションに支えられた愉快な作品も楽しむ、江戸っ子の感性にも触れてみてください。
踊りも仕事もおめかしも ―躍動する擬人化動物―
動物を描いた浮世絵のなかでも人気が高いのが擬人化作品です。本展でも、相撲をとる兎、商売や勉強をする猫、喧嘩や宴会芸をする鳥、踊るタコなど、多彩な作品をご覧いただきます。人間のように振る舞う動物たちの姿はとても微笑ましくてユーモラス、おまけに当時の生活風俗も教えてくれます。その魅力をご堪能ください。

巨匠からマイナー絵師まで ―40人の共演―
北斎晩年の代表作「雨中の虎」、猫の絵の中でも屈指の人気を誇る広重「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」など、実力派絵師の名作も本展の見どころです。また今回、ご紹介する絵師は40人にのぼります。巨匠だけでなく、キュートな擬人化動物が得意な歌川芳藤、虎子石の生みの親で抜群のユーモアセンスを見せる歌川芳員など、知られざる動物絵の名人たちの作品もお楽しみいただきます。
渋谷で日本美術めぐり 太田記念美術館⇔山種美術館 2館相互割引
山種美術館と太田記念美術館は7月9日(土)~9月25日(日)の期間中、下記の展覧会で相互割引を実施いたします。相互のチケットをお持ちいただくと入館料を100円割引いたします(1枚につき1名、1回限り有効。他の割引との併用不可)
今年の夏から初秋は、渋谷区のふたつの展覧会を巡り、日本美術をご堪能ください!
山種美術館
水のかたち ―《源平合戦図》から千住博の「滝」まで―
会期:2022年7月9日(土)~9月25日(日)
太田記念美術館の下記展覧会チケット半券のご提示にて
一般 1300円→1200円
※大高生は会期中500円、中学生以下は無料
※オンラインチケットは割引対象外
太田記念美術館
入館料
一般 | 1200円 |
大高生 | 800円 |
中学生以下 | 無料 |
*中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*10名様以上の団体のお客様は事前に必ずご予約をお願いします。ご予約のない場合は入場をお断りすることがございます(団体割引は1名あたり100円割引。人数分一括でお支払いください)
*障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
*その他各種割引についてはお問い合わせください。
*料金は消費税込み。
*リピーター割引のご案内*
会期中2回目以降ご鑑賞の方は半券のご提示にて200円割引いたします(他の割引との併用不可)
開館日カレンダー
■休館日
休館日
4,11,19,25-29
2022 / 07
4,11,19,25-29
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
---|
休館日
1,8,15,22,29-31
2022 / 08
1,8,15,22,29-31
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
---|
休館日
1,5,12,20,26-30
2022 / 09
1,5,12,20,26-30
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
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