没後170年記念 北斎 ―富士への道
今年2019年は、葛飾北斎(1760~1849)が嘉永2年(1849)4月18日に亡くなってから、ちょうど170年の節目の年にあたります。本展覧会ではそれを記念して、「北斎―富士への道」と題し、生涯のテーマであった富士山を北斎がどのように描き続けたかをご紹介します。
「冨嶽三十六景」誕生までの長き道をたどる
北斎は約70年に及ぶ画業の中で、風景を描き続けました。70歳を過ぎてからの代表作である「冨嶽三十六景」が誕生するまでの長き道のりとは? さらに「冨嶽三十六景」以後、90歳まで生きた北斎が目指した更なる境地もご紹介します。
北斎の富士山、約100点が大集合!
本展覧会では、北斎の描いた風景画を年代ごとに紹介することで、その変遷をたどります。200点を越える展示作品のうち、約100点には北斎が描いた富士山が登場。北斎が趣向を凝らした、さまざまな富士山の姿をご紹介します。
パスポートに採用される「冨嶽三十六景」全24点を紹介
2020年3月より導入される新たなデザインのパスポートに、北斎の「冨嶽三十六景」が採用されます。出入国の際にスタンプを押す査証欄に24点の作品が印刷されますが、その全24点を、前後期に分けて展示します。
見どころの作品
葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(前期)
天保2年(1831)頃
「冨嶽三十六景」は、富士山を日本各地のさまざまな場所から描いたシリーズで、天保2年(1831)頃、北斎が72歳頃に制作されました。題名に「三十六」とありますが、売れ行きがあまりに好評だったため、10点が追加され、全部で46点となっています。 その中でも世界的に有名なのが、「グレート・ウェーブ」こと、「神奈川沖浪裏」でしょう。山のようにせり上がった波が崩れ落ちようとする瞬間を見事に捉えています。この迫力ある波の描写は、一朝一夕で出来上がったものではなく、波の動きを丹念に観察し続けた北斎の努力によるものであることが、この展覧会でご理解いただけます。
入館料
一般 | 1000円 |
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大高生 | 700円 |
中学生以下 | 無料 |
*リピーター割引のご案内* 会期中2回目以降ご鑑賞の方は半券提示で200円割引いたします。(割引の併用はできません)
- *中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
- *団体(10名以上)は1名さまあたり100円引き。 (一括にてお支払い願います。事前のお申し込みにご協力ください。)
- *障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
- *その他各種割引についてはお問い合わせください。
- *料金は消費税込み。
開館日カレンダー
休館日
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2019年4月
SUN MON TUE WED THU FRI SAT 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
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2019年5月SUN MON TUE WED THU FRI SAT 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 -