蔦屋重三郎と版元列伝

2025年8月30日(土)~11月3日(月・祝)

前期 8月30日(土)~9月28日(日)
後期 10月3日(金)~11月3日(月・祝)

※前後期で全点展示替え(前期9/14より、後期10/17より、一部作品の入れ替えならびにページ替えがあります)

9月1日、8日、16日、22日、29日-10月2日、6日、14日、20日、27日は休館します。

開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
入場料:一般 1200円 / 大高生 800円 / 中学生(15歳)以下 無料

「蔦屋重三郎と版元列伝」展作品リスト

当館では入館のための日時指定予約を行っておりません。
ご希望の日時にお越しください。
当館は現金のみのお取り扱いです。クレジットカードやQRコードでの決済はできません。

本展会期中は展示の都合により日曜映写会をお休みします。

蔦屋重三郎だけじゃない! 12の版元と紐解く浮世絵アナザーストーリー

江戸時代、浮世絵師や職人たちを統括し、企画や制作、販売を指揮したのが版元でした。とりわけ蔦屋重三郎(蔦重)は、ずば抜けた才覚で喜多川歌麿や東洲斎写楽をプロデュースし、浮世絵の黄金時代を演出するなど、浮世絵史においても大きな役割を果たしました。蔦重が2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の主役となり江戸時代の出版界が注目を集める今、浮世絵専門館である太田記念美術館でも、版元という視点から浮世絵をご紹介する展覧会を開催いたします。

本展で注目するのは、蔦重一人にとどまらず、浮世絵草創期から明治時代にいたる約230年の間に活躍した12の版元たち。彼らの企画力や出版戦略により、浮世絵がどのように発展してきたのかを選りすぐりの作品とともにご覧いただきます。版元の眼差しを通して浮世絵の歴史を振り返る展示は、まさに当館ならではの企画といえるでしょう。名品の影に隠された版元と絵師たちの人間ドラマにも、ぜひ触れてみてください。

喜多川歌麿「婦女人相十品 文読む女」前期展示
版元:蔦屋重三郎
東洲斎写楽「市川鰕蔵の竹村定之進」後期展示
版元:蔦屋重三郎
石川豊信「二代目瀬川吉次の石橋」前期展示 
版元:鱗形屋孫兵衛
登場する版元

蔦屋重三郎  歌麿や写楽をプロデュース!吉原生まれの風雲児

鱗形屋 初期浮世絵版画をリードした、江戸根生の老舗

鶴屋喜右衛門  菱川師宣を激推し!京発祥の老舗

奥村屋 絵師であり版元。自在な商品開発で人気者に

西村屋与八 高級路線で一時代を築いた蔦重のライバル

和泉屋市兵衛 芝で活躍!商魂抜群の長寿版元

須原屋一統 江戸出版界のドン。多角経営で安定感抜群

西村源六 上方本もどんどん売る!文運東漸に寄与

永楽屋東四郎 名古屋出版界のホープ。『北斎漫画』がベストセラーに

竹内孫八  活躍はたった数年。でも広重を一流絵師に!

松木平吉  清親と組み明治の新しい版画表現を模索

秋山武右衛門  芳年一門を起用。洗練された作風に定評アリ

蔦重と巨匠たち―歌麿・写楽・重政・春章・清長―

 蔦屋重三郎は、喜多川歌麿や東洲斎写楽をプロデュースしたことで有名ですが、ほかにも、北尾重政や勝川春章、また鳥居清長など時代を代表する一流絵師たちの作品も手がけています。蔦重と彼らトップ絵師による名品の数々も、本展の見どころのひとつです。なかでも歌麿作品では美麗な狂歌絵本や、女性の顔を大きくとらえ一世を風靡した「美人大首絵」の名品を、また写楽は、世界で太田記念美術館だけが所蔵する「七代目片岡仁左衛門の紀の紀の名とら」を含め、前後期あわせて所蔵品15点すべてをご覧いただきます。

喜多川歌麿「冨本豊ひな」後期展示
版元:蔦屋重三郎
東洲斎写楽「中島和田右衛門のぼうだら長左衛門と中村此蔵の船宿かな川やの権」前期展示
版元:蔦屋重三郎
北尾重政・勝川春章『青楼美人合姿鏡』(前後期で頁替え)
版元:蔦屋重三郎

北斎「冨嶽三十六景」、広重「東海道五拾三次」の影にも名版元あり!

後世に名を残す一流絵師を育てた敏腕版元は、蔦屋重三郎だけではありません。最初の浮世絵師である菱川師宣とタッグを組んだ鶴屋喜右衛門や鱗形屋。葛飾北斎に目をかけ「冨嶽三十六景」シリーズも手がけた西村屋与八や、新興版元ながら歌川広重「東海道五拾三次之内」シリーズを成功させた竹内孫八。さらに明治時代に新しい表現を求め、小林清親と組み「光線画」を世に出した松木平吉に、「月百姿」シリーズなど月岡芳年の名品を次々と生み出した秋山武右衛門。本展では語り継がれる名作を出版した、版元たちの業績をご紹介いたします。

葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」前期展示
版元:西村屋与八
歌川広重「東海道五拾三次之内 庄野 白雨」後期展示
版元:竹内孫八
近行遠通撰/菱川師宣画『江戸雀』
版元:鶴屋喜右衛門
小林清親「東京新大橋雨中図」前期展示
版元:松木平吉
歌川豊国「役者舞台之姿絵 まさつや」後期展示
版元:和泉屋市兵衛
月岡芳年「月百姿 嫦娥奔月」後期展示
版元:秋山武右衛門

知られざる二代目蔦屋重三郎の仕事も紹介

蔦屋重三郎は一人だけではなく、実は五代目まで続いていました。本展では初代の跡を継いだ二代目が葛飾北斎と組み出版した作品を中心に、二代目の出版物もご紹介いたします。

葛飾北斎画『東都名所一覧』(前後期で頁替え)
版元:蔦屋重三郎(二代目)

今秋の展覧会シーズンは5館を巡る

大東急記念文庫、印刷博物館、国文学研究資料館、たばこと塩の博物館、そして太田記念美術館による「五館連携 蔦重手引草」を開催いたします。文学史、浮世絵史、近世史、印刷史の分野で、ニッチな専門性を持った5館がそれぞれの切り口で蔦屋重三郎をとりあげることで、よりディープにその世界を知ってもらおうという企画です。『茶箱広重』、『鼻紙写楽』などで知られる漫画家、一ノ関圭氏の描き下ろしイラストをデザインしたカードを配布します(各館、先着2,000枚)。

五館連携 蔦重手引草

大東急記念文庫

五島美術館 展示室2 特集展示
蔦屋重三郎 ―江戸には江戸の風が吹く
2025年9月2日(火)ー10月19日(日)
TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)

印刷博物館

ミニ展示
あれもこれも蔦重! お江戸の名プロデューサー蔦屋重三郎
2025年9月2日(火)―11月3日(月祝)
TEL03-5840-2300
ミニ展示

国文学研究資料館

展示室特設コーナー
蔦重、圧巻。大・中・小(「総合書物学国文研ユニット」企画展示)
10月初旬―11月下旬
TEL 050-5533-2900

たばこと塩の博物館

3階コレクションギャラリー ミニ企画
18世紀のおもちゃ絵と蔦屋重三郎版のおもちゃ絵(仮)
10月初旬―11月初旬
TEL 03-3622-8801

入館料
一般1200円
大高生800円
中学生(15歳)以下無料

*中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*10名以上のグループ、団体での来館をご検討の場合はツアーガイド及びご引率の皆様へをお読みいただき必ず事前にご連絡をお願いいたします。(混雑時に事前連絡なくご来館の団体、グループのお客様は、ご入館をお断りさせて頂くことがございますのでご了承下さい。)
*障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
*その他各種割引についてはお問い合わせください。
*料金は消費税込み。
*当館は現金のみのお取り扱いです。クレジットカードやQRコードでの決済はできません。

*割引のご案内*

・リピーター割引
会期中2回目以降ご鑑賞の方は半券のご提示にて200円割引いたします(他の割引との併用不可)

・きもの割引
会期中きもの(浴衣含む)を着てご来館された方は入場料を100円割引いたします。
チケットご購入時に受付にてお申し出ください。

*割引の併用はできません
*対象券1枚につき1名様1回限り有効
*当日券ご購入時に受付にてご提示ください。購入後の割引はできません

*他館相互割引のご案内*
チケットご購入時に下記のご提示にて100円割引いたします。

◇山種美術館 2025年1月以降にご入館の入場券半券またはオンラインチケット画面、山種メンバーズカード
◇戸栗美術館 2025年4月以降にご入館の入場券半券またはオンラインチケット画面、年間パスポート
◇サントリー美術館 メンバーズクラブ会員証
◇千葉市美術館 友の会会員証
◇べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館 来館記念証 ※2026年1月12日(月)まで 

※山種美術館、戸栗美術館にて本展の入場券半券をご提示いただくと2026年3月末まで割引料金にてご入館いただけます。
※べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館にて本展の入場券半券をご提示いただくと2026年1月12日(月)まで割引料金にてご入館いただけます。
※サントリー美術館、千葉市美術館、山種美術館、戸栗美術館、べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館にて当館の本年度年間パスポートをご提示いただくと2026年3月末まで割引料金にてご入館いただけます。

*割引の併用はできません
*対象券1枚につき1名様1回限り有効
*当日券ご購入時に受付にてご提示ください。購入後の割引はできません
*べらぼう江戸たいとう大河ドラマ館の営業は2026年1月12日(月)まで

開館日カレンダー

休館日

2025 08

休館日

4,12,18,25-29

2025 / 08

4,12,18,25-29

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
2025 09

休館日

1,8,16,22,29,30

2025 / 09

1,8,16,22,29,30

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
2025 10

休館日

1,2,6,14,20,27

2025 / 10

1,2,6,14,20,27

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
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葛飾北斎 冨嶽三十六景

2025年年7月26日(土)~8月24日(日)

7月28、8月4、12、18日は休館します。

開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
入場料:一般 1200円 / 大高生 800円 / 中学生(15歳)以下 無料


「葛飾北斎 冨嶽三十六景」展作品リスト

当館では入館のための日時指定予約を行っておりません。
ご希望の日時にお越しください。
当館は現金のみのお取り扱いです。クレジットカードやQRコードでの決済はできません。

葛飾北斎の傑作を約8年ぶりに一挙公開

世界的にも知名度の高い名作である葛飾北斎「冨嶽三十六景」を、当館では2017年以来となる約8年ぶりに一挙公開いたします。同作は北斎の代表作であることはもちろん、浮世絵の代名詞とも言える作品でもあり、現在もなお世界中の人々を魅了し続けています。
今回の展覧会では、シリーズ全46図に加え、珍しい校合摺や後摺、また同作に着想を与えた『北斎漫画』や、北斎の若年期の版画作品、歌川広重や歌川国芳らの関連作品などもあわせて展示します。加えて、北斎が描いた富士の風景と実際の「地形」との関係にも注目。構図に影響を与えたと考えられる地理的要素を掘り下げることで、北斎の創作意図に迫ります。

葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」

①北斎が描く多彩な富士―全46図を紹介

北斎は、江戸市中から東海地方に至る広範な地域からの視点で、さまざまな富士の様子を描きました。ダイナミックな波が印象的な「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」「山下白雨」などのいわゆる「三役」をはじめ、奇抜な視点で桶の中から富士をとらえた「尾州不二見原」、吹き上がる突風を巧みに描いた「駿州江尻」など、北斎の斬新な発想と多彩な構図を堪能できる全46図を紹介。合わせて校合摺や後摺などの貴重な資料も展示いたします。

葛飾北斎「冨嶽三十六景 凱風快晴」
葛飾北斎「冨嶽三十六景 山下白雨」
葛飾北斎「冨嶽三十六景 尾州不二見原」
葛飾北斎「冨嶽三十六景 駿州江尻」

②地形から読み解く「冨嶽三十六景」

北斎が「冨嶽三十六景」を描く際、その構図に大きな影響を与えたと考えられるのが、描かれた場所の地形です。なかでも注目すべきキーワードは、「高低差」と「水辺」。多くの作品では、台地や山地の縁(きわ)、あるいは川や海などの水辺越しに富士をとらえており、地形が視点や構図へ巧みに生かされています。本展では、現地の写真や地形図を交えて作品を検証することで、一見するだけでは気づきにくい北斎の工夫に迫ります。

葛飾北斎「冨嶽三十六景 礫川雪ノ旦」
葛飾北斎「冨嶽三十六景 上総ノ海路」

③『北斎漫画』から広重、国芳まで―豊富な関連作品も

北斎は勝川春朗を名乗っていた若い頃から名所絵を手がけました。有名な『北斎漫画』でも「冨嶽三十六景」のもととなる図をいくつか描いており、北斎が70代で描いた同作は、その集大成とも言える作品です。展覧会では同作をはじめとする北斎自身が描いた先行作や、「冨嶽三十六景」と同じ名所を描いた歌川広重や歌川国芳の作品などの関連資料も合わせて紹介いたします。

葛飾北斎『北斎漫画』七編「下総 関屋の里夕立」
歌川広重「冨士三十六景 甲斐犬目峠」
歌川国芳「東都名所 佃島」
イベント

学芸員によるスライドトーク

展覧会の見どころを担当学芸員が解説します。

日時2025年7月31日(木) 10:50
2025年8月8日(金) 10:50
2025年8月19日(火) 10:40頃~16:30頃 各回30分程度 定員50名
 ※8月19日(火)のスライドトークはビデオ上映により終日開催いたします。整理券の配布はいたしません。
会場太田記念美術館 視聴覚室(B1)
参加方法8月19日(火)の〈学芸員によるスライドトーク〉はビデオ上映にて開催いたします。ビデオでは、担当学芸員が本展のみどころを、スライドを使って解説いたします。終日繰り返して上映いたしますので、開館前にお並びいただかなくてもお好きな時間にご覧いただけます。

時間:10:40頃~16:30頃(各回約40分)

※展覧会の入場券をお求めいただいた方から自由にご覧いただけます。
※整理券は必要ございません。
※終了後すぐに次の回が始まります。

YouTubeでもスライドトークをお楽しみいただけます

入館料
一般1200円
大高生800円
中学生(15歳)以下無料

*中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*10名以上のグループ、団体での来館をご検討の場合はツアーガイド及びご引率の皆様へをお読みいただき必ず事前にご連絡をお願いいたします。(混雑時に事前連絡なくご来館の団体、グループのお客様は、ご入館をお断りさせて頂くことがございますのでご了承下さい。)
*障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
*その他各種割引についてはお問い合わせください。
*料金は消費税込み。

*割引の併用はできません
*対象券1枚につき1名様1回限り有効
*当日券ご購入時に受付にてご提示ください。購入後の割引はできません
*当館は現金のみのお取り扱いです。クレジットカードやQRコードでの決済はできません。

*他館相互割引のご案内*
チケットご購入時に下記のご提示にて100円割引いたします。

◇山種美術館 2025年1月以降にご入館の入場券半券またはオンラインチケット画面、山種メンバーズカード
◇戸栗美術館 2025年4月以降にご入館の入場券半券またはオンラインチケット画面、年間パスポート
◇サントリー美術館 メンバーズクラブ会員証
◇千葉市美術館 友の会会員証
◇べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館 来館記念証 ※2026年1月12日(月)まで 

※山種美術館、戸栗美術館にて本展の入場券半券をご提示いただくと2026年3月末まで割引料金にてご入館いただけます。
※べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館にて本展の入場券半券をご提示いただくと2026年1月12日(月)まで割引料金にてご入館いただけます。
※サントリー美術館、千葉市美術館、山種美術館、戸栗美術館、べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館にて当館の本年度年間パスポートをご提示いただくと2026年3月末まで割引料金にてご入館いただけます。

*割引の併用はできません
*対象券1枚につき1名様1回限り有効
*当日券ご購入時に受付にてご提示ください。購入後の割引はできません
*べらぼう江戸たいとう大河ドラマ館の営業は2026年1月12日(月)まで

開館日カレンダー

休館日

2025 07

休館日

7,14,22-25,28

2025 / 07

7,14,22-25,28

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
2025 08

休館日

4,12,18,25-29

2025 / 08

4,12,18,25-29

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
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鰭崎英朋

2025年5月31日(土)~7月21日(月・祝)

前期 5月31日(土)~6月25日(水)
後期 6月28日(土)~7月21日(月・祝)※前後期で全点展示替え

6月2、9、16、23、26、27、30,7月7、14日は休館します。

開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
入場料:一般 1200円 / 大高生 800円 / 中学生(15歳)以下 無料

「鰭崎英朋」展チラシ
「鰭崎英朋」展作品リスト

当館では入館のための日時指定予約を行っておりません。
ご希望の日時にお越しください。
当館は現金のみのお取り扱いです。クレジットカードやQRコードでの決済はできません。

時代の狭間に消えた「最後の浮世絵師」、鰭崎英朋

鰭崎英朋(ひれざき・えいほう/1880~1968)は明治後期から昭和にかけて活躍した絵師です。浮世絵師・月岡芳年の門人である右田年英に入門し、小説の単行本や文芸雑誌の口絵や表紙、挿絵を描き、広く大衆の心をつかみました。しかし、その功績は今日、ほとんど語られることがありません。本展では、浮世絵版画が大衆の暮らしと共にあった最後の時代に英朋がどのような活躍をしたのか、知られざる「最後の浮世絵師」にスポットを当てます。

柳川春葉『誓』前編 口絵(朝日智雄氏蔵) 前期展示
泉鏡花『続風流線』 口絵(朝日智雄氏蔵) 前期展示

浮世絵、最後の美人画。英朋の妖艶美に迫る

鰭崎英朋は小説の単行本や文芸雑誌の口絵において、妖艶な美しさを漂わせる女性たちの姿を数多く描きました。その人気は、近代を代表する美人画家として名高い鏑木清方と双璧をなすほどでした。浮世絵版画が大衆向けメディアとしての役割を終えようとしていた大正時代、英朋は木版画における美人画を手掛けた最後の絵師といえるでしょう。浮世絵版画の歴史の終焉を飾る、英朋の妖艶な美人画の魅力に迫ります。

柳川春葉『かたおもひ』三巻 口絵(朝日智雄氏蔵) 後期展示
柳川春葉『誓』中編 口絵(朝日智雄氏蔵) 後期展示

浮世絵版画の座を奪った知られざる石版画の魅力

鰭崎英朋は木版画の口絵と同時に、石版画の口絵も数多く手掛けています。しかしながら、石版画の口絵については、これまでほとんど紹介される機会がありませんでした。そこで本展では、英朋の全貌を明らかにするために、木版画のみならず石版画もボリュームたっぷりに紹介いたします。浮世絵版画から大衆向け娯楽の座を奪った、知られざる石版画の魅力をご堪能ください。

「子守り」校正摺(弥生美術館寄託) 後期展示
「有明」『新婦人』第2巻5月之巻 口絵(朝日智雄氏蔵) 後期展示

木版画や石版画、肉筆画など、187点を公開する大回顧展

本展では刊行された木版画や石版画だけでなく、原画や彩色の指示をした絵(差し上げ)など、制作工程が分かる作品も合わせて展示します。また、珍しい掛軸や、英朋の息遣いが伝わるスケッチも含め、全部で187点(前後期で全点展示替え)の作品を紹介する、大規模な回顧展となっています。

「秋の声」『婦女界』第22巻第3号 表紙原画(朝日智雄氏蔵) 後期展示
「去年今年」『淑女画報』第1巻第8号 口絵差し上げ(小池光雄氏蔵) 前期展示

20歳の時に描いた現存最古の肉筆画「上杉謙信」を初公開

これまで現存する英朋最古の肉筆画は22歳の時のものとされていましたが、今回、それを2年上回る20歳の時の肉筆画「上杉謙信」が発見されました。第9回日本絵画協会第4回日本美術院連合絵画共進会に出品され、褒状2等を受賞した作品で、若かりし頃の英朋の才能の片鱗がうかがえます。前期(5/31~6/25)に初公開いたします。

「上杉謙信」(大和明氏蔵) 前期展示
イベント

学芸員によるスライドトーク

展覧会の見どころを担当学芸員が解説します。

日時2025年6月3日(火) 10:50
2025年6月18日(水) 10:50
2025年7月2日(水) 10:50
2025年7月11日(金) 10:50
2025年7月15日(火) 10:50  各回30分程度 定員50名
会場太田記念美術館 視聴覚室(B1)
参加方法10:30より美術館受付にて整理券を配布します。展覧会入場券ご購入時にお申し出ください。(お申し出のない場合整理券はお渡ししません)
聴講には「鰭崎英朋」展の当日入場券と整理券が必要です。
整理券は展覧会にご入場の方1名につき1枚まで。
入館料
一般1200円
大高生800円
中学生(15歳)以下無料

*中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*10名以上のグループ、団体での来館をご検討の場合はツアーガイド及びご引率の皆様へをお読みいただき必ず事前にご連絡をお願いいたします。(混雑時に事前連絡なくご来館の団体、グループのお客様は、ご入館をお断りさせて頂くことがございますのでご了承下さい。)
*障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
*その他各種割引についてはお問い合わせください。
*料金は消費税込み。
*当館は現金のみのお取り扱いです。クレジットカードやQRコードでの決済はできません。

*リピーター割引のご案内*
会期中2回目以降ご鑑賞の方は半券のご提示にて200円割引いたします(他の割引との併用不可)

*割引の併用はできません
*対象券1枚につき1名様1回限り有効
*当日券ご購入時に受付にてご提示ください。購入後の割引はできません

*他館相互割引のご案内*
チケットご購入時に下記のご提示にて100円割引いたします。

◇山種美術館 2025年1月以降にご入館の入場券半券またはオンラインチケット画面、山種メンバーズカード
◇戸栗美術館 2025年4月以降にご入館の入場券半券またはオンラインチケット画面、年間パスポート
◇サントリー美術館 メンバーズクラブ会員証
◇千葉市美術館 友の会会員証
◇べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館 来館記念証 ※2026年1月12日(月)まで 

※山種美術館、戸栗美術館にて本展の入場券半券をご提示いただくと2026年3月末まで割引料金にてご入館いただけます。
※べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館にて本展の入場券半券をご提示いただくと2026年1月12日(月)まで割引料金にてご入館いただけます。
※サントリー美術館、千葉市美術館、山種美術館、戸栗美術館、べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館にて当館の本年度年間パスポートをご提示いただくと2026年3月末まで割引料金にてご入館いただけます。

*割引の併用はできません
*対象券1枚につき1名様1回限り有効
*当日券ご購入時に受付にてご提示ください。購入後の割引はできません
*べらぼう江戸たいとう大河ドラマ館の営業は2026年1月12日(月)まで

開館日カレンダー

休館日

2025 05

休館日

1,2,7,12,19,26-30

2025 / 05

1,2,7,12,19,26-30

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
2025 06

休館日

2,9,16,23,26,27,30

2025 / 06

2,9,16,23,26,27,30

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
2025 07

休館日

7,14,22-25,28

2025 / 07

7,14,22-25,28

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
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Ohara Koson

2025, April 3rd-May 25th

1st Term April 3rd-29th
2nd Term May 3rd-25th

Will be closed on April 7, 14, 21, 28, 30, May 1, 2, 7, 12, 19.

Opening Hours : 10:30 a.m. – 5:30 p.m. (Last Admission: 5:00 p.m.)
Admission : Adult ¥1000 / University and High school students ¥700 / Junior High School Students and below(under 15 years old) FREE

LIST

Ohara Koson (1877-1945) was a master of kachō-ga (bird-and-flower pictures) and flourished from the late Meiji to early Shōwa era. Koson’s work has recently gained recognition in Japan after being overlooked for a long time. “Ohara Koson” was an exhibition held in 2019 at the Ota Memorial Museum of Art that was unexpectedly successful. This year marks the 80th anniversary of Koson’s death, so the museum will host the first exhibition on his work in six years.

Dancing Fox (2nd Term)
Myna on Magnolia (1st Term)

Using ukiyo-e woodblock printing techniques inherited from the Edo period, he created numerous works of birds, flowers, and animals. His works are characterized by their delicate, subtle colors, which belie their origins as woodblock prints. In this exhibition, works bearing Koson’s seal will be shown that were published by publishers such as Matsuki Heikichi and Akiyama Buemon. These works were published between the late Meiji and Taisho periods. The exhibition will showcase about 130 works, with a complete change in the exhibits between the first and second halves. About a quarter will not have been shown in the previous Koson exhibition.

Two-barred Crossbill on Spindle Tree (1st Term)
Horned Owl and Moon (2nd Term)
Monkey and a Bee (1st Term)
Goshawk and Sparrows (2nd Term)
Sparrow on Flowering Lotus (1st Term)
Japanese Waxwings on Toringo Crabapple (2nd Term)
Sparrows under Paulownia Leaves in Rain (2nd Term)
Mallards in Snow (1st Term)

The exhibition will also feature kachō-ga by artists active from the Edo period to the Meiji era, such as Katsushika Hokusai, Utagawa Hiroshige, Kawanabe Kyosai, and Watanabe Seitei. Visitors are invited to enjoy the birds’ paradise depicted by Ohara Koson and the others.

Kawanabe Kyōsai Picture Book “Kyōsai Rakuga” Vol. 1 / Sparrow Startled by a Mole (1st Term)
Watanabe Seitei Picture Book “Kachō-gafu” Plovers (2nd Term)
Admission
Adult 1000 yen
University and High school students 700 yen
Junior High School Students and below (under 15 years old) Free

Calendar

CLOSED

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没後80年 小原古邨 ―鳥たちの楽園

2025年4月3日(木)~5月25日(日)

前期 4月3日(木)~4月29日(火・祝)
後期 5月3日(土)~5月25日(日)※前後期で全点展示替え

4月7,14、21、28、30、5月1、2、7、12、19日は休館します。

開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
入場料:一般 1000円 / 大高生 700円 / 中学生(15歳)以下 無料


「没後80年 小原古邨 ―鳥たちの楽園」展作品リスト

当館では入館のための日時指定予約を行っておりません。
ご希望の日時にお越しください。

小原古邨の没後80年を記念し、太田記念美術館にて6年ぶりの展覧会

小原古邨(1877~1945)は、明治末から昭和前期にかけて活躍した花鳥画の絵師です。日本ではしばらくその存在が忘れられていましたが、近年、注目が集まっており、日本各地の美術館で展覧会が開催されています。
太田記念美術館でも2019年2~3月に小原古邨展を開催し、予想を上回る人気を博しました。古邨が亡くなって今年でちょうど80年。当館では6年ぶりに古邨の花鳥画をご紹介します。

「踊る狐」(個人蔵)後期展示
「木蓮に九官鳥」(個人蔵)前期展示

伝統的な浮世絵版画の技法による、淡く繊細な古邨の花鳥画、約130点を展示

古邨は、鳥や花、獣たちを、江戸時代から受け継がれた伝統的な浮世絵版画の技法によって描きました。鳥や獣たちへの温かなまなざしに満ちた古邨の花鳥画は、木版画とは思えないほどの淡く繊細な色彩です。
今回の展覧会は、古邨の画業のうち、明治末から大正にかけて松木平吉や秋山武右衛門から刊行された古邨落款の作品、約130点(前後期で全点展示替え)をご紹介します。約4分の1が、前回の小原古邨展では展示されなかった初出品の作品です。

「真弓に鳴交喙」(個人蔵)前期展示
「月に木菟」(個人蔵)後期展示
「猿と蜂」(個人蔵)前期展示
「鷹と温め鳥」(太田記念美術館蔵)後期展示
「蓮に雀」(個人蔵)前期展示
「酸実に緋連雀」(個人蔵)後期展示
「雨中の桐に雀」(個人蔵)後期展示
「雪に真鴨」(個人蔵)前期展示

歌川広重、河鍋暁斎、渡辺省亭など、古邨の先駆けとなる江戸・明治の花鳥画も紹介

江戸時代や明治時代、さまざまな絵師たちによって個性あふれる花鳥画が制作されました。本展では、古邨の花鳥画の先駆けとなる、歌川広重や葛飾北斎、河鍋暁斎、渡辺省亭、幸野楳嶺などによる花鳥画の版画や版本も合わせて紹介することで、浮世絵における花鳥画の歴史とその魅力をご紹介します。

河鍋暁斎『暁斎楽画』(太田記念美術館蔵)前期展示
渡邊省亭『華鳥画譜』(太田記念美術館蔵)後期展示
イベント

学芸員によるスライドトーク

展覧会の見どころを担当学芸員が解説します。

日時2025年4月9日(水) 10:50
2025年4月18日(金) 10:50
2025年4月22日(火) 10:50
2025年5月9日(金) 10:50
2025年5月14日(水) 10:50
2025年5月20日(火) 10:50  各回30分程度 定員50名
会場太田記念美術館 視聴覚室(B1)
参加方法10:30より美術館受付にて整理券を配布します。展覧会入場券ご購入時にお申し出ください。(お申し出のない場合整理券はお渡ししません)
聴講には「没後80年 小原古邨 ―鳥たちの楽園」展の当日入場券と整理券が必要です。
整理券は展覧会にご入場の方1名につき1枚まで。
入館料
一般1000円
大高生700円
中学生(15歳)以下無料

*中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*10名以上のグループ、団体での来館をご検討の場合はツアーガイド及びご引率の皆様へをお読みいただき必ず事前にご連絡をお願いいたします。(混雑時に事前連絡なくご来館の団体、グループのお客様は、ご入館をお断りさせて頂くことがございますのでご了承下さい。)
*障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
*その他各種割引についてはお問い合わせください。
*料金は消費税込み。

*他館相互割引のご案内*
チケットご購入時に下記のご提示にて100円割引いたします。

◇山種美術館 2025年1月以降にご入館の入場券半券またはオンラインチケット画面、山種メンバーズカード
◇戸栗美術館 2025年4月以降にご入館の入場券半券またはオンラインチケット画面、年間パスポート
◇サントリー美術館 メンバーズクラブ会員証
◇千葉市美術館 友の会会員証
◇べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館 来館記念証 

※山種美術館、戸栗美術館、べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館にて本展の入場券半券をご提示いただくと2025年3月末まで割引料金にてご入館いただけます。
※サントリー美術館、千葉市美術館、山種美術館、戸栗美術館、べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館にて当館の本年度年間パスポートをご提示いただくと2025年3月末まで割引料金にてご入館いただけます。

*割引の併用はできません
*対象券1枚につき1名様1回限り有効
*当日券ご購入時に受付にてご提示ください。購入後の割引はできません
*べらぼう江戸たいとう大河ドラマ館の営業は2026年1月12日(月)まで

*グループ・団体でお越しのお客様へ*
当展覧会は混雑が予測されるため、会期中の土日祝日および会期終盤(前期4/22-25、後期5/20-5/23)はグループ・団体での観覧をお受けできません。

・混雑状況によっては、上記以外の日程もグループ・団体での観覧をお受けできない場合がございます。
・事前のご予約がない場合は観覧をお受けできない場合がございます。
・グループ・団体でのご来館に際してはこちらをお読みください。

開館日カレンダー

休館日

2025 4

休館日

1,2,7,14,21,28,30

2025 / 4

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休館日

1,2,7,12,19,26-30

2025 / 05

1,2,7,12,19,26-30

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