馬琴と国芳・国貞 八犬伝と弓張月

企画展
2017年6月2日(金)~25日(日)
6月5、12、19日は休館します。
 

 

 

今年は馬琴誕生250年

 曲亭(滝沢)馬琴は、江戸時代のベストセラーである『南総里見八犬伝』の作者として、現在でも高い人気を誇っています。馬琴の執筆した『南総里見八犬伝』や『椿説弓張月』は、小説の枠に収まらず、歌舞伎として上演されたり、浮世絵として絵画化されたりしてしました。今年は馬琴が誕生してからちょうど250年にあたります。本展ではそれを記念して、馬琴の小説を題材とした浮世絵約80点をご紹介いたします。


歌川国芳「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」(個人蔵)
    


歌川国芳「本朝水滸伝剛勇八百人一個 犬村大学礼儀 幼名角太郎」(個人蔵)


歌川国貞「豊国揮毫奇術競 蒙雲国師」(個人蔵)

国芳VS国貞 人気絵師の対決

歌川国芳と歌川国貞は、近年注目を集めている浮世絵師ですが、この二人は『南総里見八犬伝』や『椿説弓張月』を題材とした浮世絵版画を数多く描いています。例えば、国芳の代表作である巨大なワニザメも、実は馬琴の小説を題材としたもの。人気絵師の二人が、馬琴の小説をどのように絵画化しているか、その個性の違いをお楽しみください。さらに、歌川芳艶や月岡芳年など、他の浮世絵師たちの作品もご紹介します。

歌川国貞「放龍閣之場 犬飼現八 犬塚信乃」(個人蔵)

月岡芳年「芳流閣両雄動」(太田記念美術館蔵)

 

歌川国芳「八犬伝之内芳流閣」(個人蔵)

歌川国芳「八犬伝之内芳流閣」(個人蔵)

『南総里見八犬伝』ブームの源流

 『南総里見八犬伝』は28年の歳月をかけて書き継がれた、江戸時代屈指のロングセラーでしたが、現代になっても、その形を変えながら、物語は受け継がれています。昭和48年(1973)のNHK人形劇『新八犬伝』や、昭和58年(1983)の深作欣二監督の角川映画『里見八犬伝』をご記憶の方は多いことでしょう。今年になっても、歌舞伎や演劇として上演されており、その人気は色あせておりません。八犬伝ブームの源流を浮世絵から探ります。


歌川国芳「本朝水滸伝剛勇八百人一個 犬山道節忠與」(個人蔵)


歌川国芳「義勇八犬伝 犬坂毛乃」(個人蔵)


二代歌川国貞「八犬伝犬の草紙の内 尼妙椿」(個人蔵)

<見どころの一点>
歌川国芳「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」(個人蔵)

                   

まるで怪獣のような巨大なワニザメのインパクトが強く、国芳の代表作の一つに数えられていますが、実はこの作品も馬琴の物語を題材にしています。平安時代の豪傑・鎮西八幡太郎義為を主人公にした波乱万丈の冒険ストーリーである『椿説弓張月』の一場面。暴風雨に巻き込まれた為朝とその仲間たちを、烏天狗やワニザメが救出に訪れました。馬琴の物語を知ると、浮世絵をより深く鑑賞することができます。

イベント
学芸員によるスライドトーク

本展の担当学芸員が見どころをご案内します。

日程

2017年6月4日(日)・13日(火)・23日(金)

時間 14:00~(40分程度)
場所 太田記念美術館 視聴覚室(B1)
参加方法 申込不要 参加無料(要入場券)
入館料
一般 700円
大高生 500円
中学生以下 無料
開館日カレンダー

休館日

   
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