太田記念美術館 開館30周年記念 江戸の彩 珠玉の浮世絵コレクション

歌川広重「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」(後期)
特別展
2010年1月3日(日)~2月24日(水)
前期:2010年1月3日(日)~1月26日(火)
後期:2016年1月30日(土)~2月24日(水)
※前後期で展示替え

1月4・12・18・25・27~29日/2月1・8・15・22日は休館となります。

はじめに

太田記念美術館は昭和55年(1980)1月、原宿にオープンしました。来年1月で開館30周年を迎えます。当館の収蔵品の核となるのは、東邦生命会長を勤めた実業家・五代太田清藏(1893~1977)が収集した浮世絵コレクション約1万2千点。五代太田清藏は多くの浮世絵が欧米へ流出したことを嘆き、大正末期から亡くなる昭和52年(1977)まで、半世紀以上にわたって収集活動を続けました。本展覧会では、太田記念美術館所蔵の膨大な作品の中から名品のみを選りすぐり、一堂に公開いたします。コレクションは菱川派など初期浮世絵から大正新版画まで幅広い年代の作品を含み、まさに浮世絵の歴史を通観できる内容となっています。また、優れた保存状態と美しい彫・摺の作品が数多く含まれることも、当コレクションの特色のひとつです。春信・歌麿・写楽・北斎・広重をはじめ、数年に一度しか見られない珠玉の名品が勢ぞろいする本展覧会を通じ、あらためて浮世絵や江戸文化の魅力に触れてみてください。

1.原宿に生まれて30年 -世界有数の浮世絵美術館-

太田記念美術館が銀座で最初に活動を開始したのは昭和52年(1977)。3年間の準備期間を経て、昭和55年(1980)原宿に正式オープンし、来年1月でちょうど30周年をむかえます。世界有数のコレクションを所蔵する浮世絵専門の美術館として、さまざまな視点から展示活動を行い、開催した展覧会は準備期間や館外展を含めると400近くに達します。海外の美術館との交流も盛んで、近年ではギメ東洋美術館、ヴィクトリア アンド アルバート美術館、ベルギー王立美術歴史博物館、同王立図書館などのコレクション展を開催しています。
鳥居清長 「真崎の月見」(前期)

鳥居清長 「真崎の月見」(前期)

2.1万2千点を超える珠玉のコレクション

当館のコレクションは五代太田清藏が収集した浮世絵1万2千点のほかに、故長瀬武郎氏寄贈による北斎のコレクション626点や、関西の豪商・鴻池家に伝わった約千点の扇絵コレクションなどを含み、現在も収集活動は続けられています。また当コレクションはその膨大な数だけでなく、すぐれたコンディションを保ち、摺られた当初の色彩を残す美しい作品が多いことをその特色としています。
鈴木春信「風俗四季哥仙 五月雨」(後期)

鈴木春信「風俗四季哥仙 五月雨」(後期)

喜多川歌麿 「冨本豊ひな」(前期)

喜多川歌麿 「冨本豊ひな」(前期)

東洲斎写楽「二代目嵐龍蔵の金貸石部金吉」(前期)

東洲斎写楽「二代目嵐龍蔵の金貸石部金吉」(前期)

3.200年以上におよぶ浮世絵の歴史を体感

菱川派から始まり、錦絵を草創した春信、寛政時代に人気を博した歌麿や写楽、天保時代に名所絵で一世を風靡した北斎・広重、そして幕末・明治の錦絵から大正新版画まで―当館のコレクションにはさまざまな時代の作品がバランスよく含まれます。本展覧会を見ることで、200年以上におよぶ浮世絵の歴史を一望することができるでしょう。また浮世絵を通して、江戸文化の移り変わりの様子を感じてみてください。
小林清親「猫と提灯」(前期)

小林清親「猫と提灯」(前期)

大蘇芳年「芳流閣両雄動」(前期)

        大蘇芳年「芳流閣両雄動」(前期)

4.春信・歌麿・写楽・北斎・広重―名品中の名品が勢ぞろい―

浮世絵の顔料はとても繊細で、光などにあたることですぐに劣化してしまいます。そのため保存や展示には細心の注意が必要であり、名品になればなるほど展示される機会は限られてきます。本展では、そんな数年に一度しか見られない作品が一堂に勢ぞろいいたします。春信、写楽、歌麿、広重、北斎―珠玉の名品の数々を、ぜひこの機会にご鑑賞ください。
葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(後期)

葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(後期)

歌川広重「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」(後期)

    歌川広重「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」(後期)

料金
一般1000円
大高生700円
小中生400円
イベント
1・2月の土曜講座・日曜映写会は開催いたしません。
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