江戸文化講座

浮世絵入門 ―風景画・美人画・役者絵

本講座では、浮世絵の主要なジャンルである風景画、美人画、役者絵をテーマに取り上げ、3回に渡って浮世絵鑑賞の基礎を学びます。初めて浮世絵に触れる方はもちろん、浮世絵ファンの方も鑑賞の楽しみをより深めていただける講座です。

開催日時2023年10月7日(土)、14日(土)、21日(土) 14時00分~15時30分
会場太田記念美術館 視聴覚室(B1)
第一講 10/7「浮世絵の基礎と風景画」
2020年以来、コロナ明け最初となる江戸文化講座は浮世絵の主要なるテーマである風景・美人・役者を取り上げます。初日となるこの第1講では改めて浮世絵の基礎をお話しすると同時に風景画についても解説をしていくものです。

講師:加藤 陽介 (練馬区立美術館 主席学芸員)
学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程修了。1992年より太田記念美術館学芸員、2002年より永青文庫学芸員、2010年より練馬区立美術館学芸員(現職)。専門は日本近世絵画史。主な企画展覧会に『小林清親 文明開化の光と影を見つめて』(2015年 練馬区立美術館ほか)『国芳イズム-歌川国芳とその系脈』(2016年 練馬区立美術館)『芳年 激動の時代を生きた鬼才浮世絵師』(2016年 島根県立石見美術館ほか)。
第二講 10/14「流行に敏感な女性たち」
時代と共に、細やかに変遷する女性のファッション。描かれた当時の風俗を伝える浮世絵は、各時代のおしゃれな女性たちの姿を色鮮やかに伝えてくれます。本講座では、美人画の作品を中心として、時代の好みを映した女性美の変遷をみてゆきます。

講師:松村 真佐子(公益財団法人 平木浮世絵財団 学芸員)
学習院大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士前期課程修了。平木浮世絵美術館学芸員として勤務。現在、公益財団法人平木浮世絵財団学芸員。中央大学大学院文学研究科非常勤講師。「鈴木春信の水絵」(小林忠先生古稀記念論集『豊饒の日本美術』 2012年)「錦絵成立の一考察」(『出版文化のなかの浮世絵』 2017年)「春信錦絵の誕生」(『平木浮世絵コレクション大全』小学館 2022年)など。
第三講 10/21「役者絵の魅力 ―情報を読み解く楽しさ」
江戸中期以降、個々の役者の似顔で表現され、ブロマイドの役割を果たした役者絵。その表情や役ごとに異なる隈取、衣裳の工夫など、様々な情報を読み解きながら、魅力あふれる作品を紹介します。絵双六や団扇絵なども取り上げ、役者絵の魅力にせまります。

講師:藤澤 茜 (神奈川大学国際日本学部准教授)
学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士後期課程修了。博士(日本語日本文学)。2020年4月より現職。専門分野は、浮世絵、歌舞伎などの江戸文化史、演劇史、近世文学。著書に『浮世絵が創った江戸文化』(笠間書院 2013年)、『藤間家所蔵浮世絵全覧』(公孫樹舎 2013年)『歌舞伎江戸百景浮世絵で読む芝居見物ことはじめ』(小学館 2022年)などがある。
申込方法申込書ダウンロード

申込書に必要事項をご記入の上、受講料を添えて、太田記念美術館までご持参ください。9月2日(土)より受付開始、定員になり次第締め切ります。

・受講当日は受講証のご提示で展示をご覧いただけます。
・郵送ではお申込みできませんので、ご注意ください。
・お申し込み後のキャンセル、ご返金はできません。
・受講料はお申込み時に全3回分を一括でお支払いください。
受講料一般 6,000円(税込)
パスポート会員 5,000円(税込)※お申込み時に本年度の年間パスポートをご提示ください。
定員50名(先着順)
問合せ太田記念美術館 事務局 TEL:03-3403-0880
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10

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