江戸文化講座

 

 

現代に生きる江戸のファッション

「ファッション」をキーワードに、現代に生きる江戸の染織技術・染織文化について講じます。特に小紋と友禅染を例に、江戸時代に用いられた技法が、どのような変遷を辿りながら現代に受け継がれてきたのかを振り返り、途絶えることなく受け継がれてきた染織のわざの面白さに迫ります。

 

 

 

開催日時 2018年12月1日(土)、 8日(土)、 15日(土) 14時00分~15時30分
会場 太田記念美術館 視聴覚室(B1)
講師

菊池 理予(独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所 無形文化遺産部 主任研究員)

共立女子大学家政学部被服学科助手を経て、平成20(2008)年、東京文化財研究所へ入所。現在は無形文化遺産の中でも工芸技術(染織分野)についての調査研究を行っている。
論文 「友禅染と青花紙の関わりに関する一試論」『無形文化遺産研究報告』12(pp.23-39,東京文化財研究所無形文化遺産部2018.3月刊行等)

 

内容
第1講 12月1日(土) 江戸ファッション概論 -町人女性はおしゃれか?-

江戸時代の町人は数々の禁令に翻弄されながらも、特徴的なファッションを形成してきた。美術館や博物館で所蔵される江戸時代制作と考えられる染織品は、形状・模様・色・技法などの特徴から、どのような階層(公家、武家、町人)の人が着たものかを推論することができる。初回は、江戸時代の町人女性のファッションに注目しながら、流行や変遷について講じる。江戸時代の禁令、小袖模様雛形本(ファッションブック)等の文献資料や浮世絵等の絵画資料を参考に学ぶ。

第2講 12月8日(土) 江戸の粋 -小紋-

武家男子の裃(かみしも)に使われた型染めの技法「小紋」。「江戸小紋」として現代に受け継がれたこの技法を通して、現代に生きる「江戸の小紋」の、防染(染め残して模様を表す)の面白さとその美意識に迫る。江戸から現代にいたるまでの変遷を映像資料などから学び、無形文化財にも指定された「江戸小紋」が、江戸文化の何を受け継いできたのかに焦点をあてる。

第3講 12月15日(土) 江戸の華 -友禅染-

一枚の生地を多色に染め分けられる友禅染は、江戸時代に発生した我が国を代表する染色技法。江戸時代の町人女性に好まれ、現代では結婚式などの格式高い場での礼装の技法として変遷を遂げた。数々の苦境を乗り越えながら現代に受け継がれ、無形文化財となった友禅染。様々な技法のバリエーションをもつ友禅染の具体的な技法の変遷を辿るとともに、技法を後世へ受け継ぐ「無形文化財」の伝承・継承の難しさを、材料の一つである「青花紙」等を例に考える。

申込方法

申込書に必要事項をご記入の上、受講料を添えて、太田記念美術館までご持参ください。
11月3日(土)より受付開始、定員になり次第締め切ります。
※郵送では申込みできませんので、ご注意ください。

受講料:5000円(パスポート会員は3000円)
※全3回、一括前納。税込。展覧会入場料を含む。
定員 50名(先着順)
問合せ 太田記念美術館 事務局 TEL:03-3403-0880
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10

 

 

    

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