コレクション16

歌川国芳 通俗水滸伝豪傑百八人一個 混江龍李俊

大判錦絵 35.8×24.7㎝ 文政10年(1827)頃

 水滸伝を扱った武者絵のシリーズもので、国芳の出世作として有名な作品。現在までに74図が知られる。各図は物語の登場人物にちなんだ名場面を題材とし、豪傑たちによる劇的な一瞬を、躍動感に溢れた描写で捉える。さまざまな体勢をとる複雑な人体表現を描ききるとともに、本図の飛沫の表現などにも明らかなように、水の描写において印象的な表現を多く見る。李俊は梁山泊第26位の好漢で、泳ぎに優れ、水軍の総帥として活躍した。本図が題材とするのは水滸伝の第59回で、宋江が史進と魯智深を救うため、華州へ向かった際の話。李俊が虞候を舟から投げ飛ばす場面を描く。

    

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