コレクション13

歌川豊国 役者舞台之姿絵 高麗や

大判錦絵 38.4×26.4㎝ 寛政7年(1795)5月

 潰しの背景に、役者の立ち姿を捉えたシリーズ「役者舞台之姿絵(やくしゃぶたいのすがたえ)」のうち一点。寛政六年初頭から、版元和泉屋市兵衛によって出版された本シリーズは初代歌川豊国の出世作として知られ、現在までに47点が数えられる。その描線は洗練され、人体描写もしっかりとしたデッサン力を感じさせる図が多い。本図に描かれるのは、寛政7年5月河原崎座で上演された「仮名手本忠臣蔵」で寺岡平右衛門を演じる三代目市川高麗蔵。鼻高幸四郎で知られる後の五代目松本幸四郎である。本狂言で高麗蔵は塩冶判官と平右衛門の二役を演じた。

    

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