財団法人近代美術振興協会について

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五代 太田清藏
浮世絵は、我が国独自の大衆美術として、江戸時代前期に誕生し、発展したものです。

しかし江戸時代末期より明治時代にかけ、欧米に膨大な数量の秀品が流出し、版画、肉筆画の鑑賞は、海外に出向かなければ不可能とさえ言われるようになりました。

五代太田清藏(1893~1977)は、このような実情を嘆き、昭和の初めより半世紀以上に渡り浮世絵の蒐集に努めました。そのコレクションは約12000点にのぼります。

五代清藏は生前、このコレクションを一般に公開し、情操教育の発展に寄与することを強く願っていました。遣族はその遣志を受け、未公開であった作品の展示を行い、広く我が国の美術振興の一助とすることを決意し、美術館開設に至りました。

五代太田清藏コレクションは、浮世絵の初期から末期にいたるまでの代表作品を網羅しているばかりでなく、色目の美しい、保存状態に優れた作品が多く含まれることに特色があります。

当館は、世界有数のコレクションを所蔵する浮世絵専門の美術館として、毎月さまざまなテーマによる展示活動を行うとともに、調査研究活動や海外の美術館との交流も盛んに行っています。

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